鶴姫

君が幸せなら、それでいい。

ビジネスパーソンの素養(感受性)

会長ブログ(株式会社ヘッドウォータース代表取締役:篠田庸介)

感受性が高いが故に神経質でビジネスと相性が悪いと思いきや、こんなものを見つけた。嬉しい。

現時点で手に入っていない物をイメージし欲求に昇華させるために鋭敏な感受性が必要だ。ビジネスが成功した時に、クライアントが喜ぶ姿、クライアントが驚く姿、自分が獲得する達成感、仲間達の喜び、これらをイメージし感じなければモチベーションが生まれない。

よって、未来に対してパッションを持ち、リスクもおかし挑戦する人間には感受性が必要なのだ。感受性が強いので、適切かつ強力なエネルギーが生まれる。そして、そのエネルギーがあるから身体を動かし、一般人を越えたキャリアを積みあげるのだ。

僅かな変化を察知する為に必要なのは感じる力だ。無神経な人はリーダーとしては失格だ。また、クライアントが満足するような仕事を仕上げる事も不可能だろう。

察知する能力、感受性は訓練によって上がる。心配する必要はない。日々、周りの人間が、会社が何を求めているかを中心に考える習慣をつければよい。自分を中心にしか物事を考えられない人間には、感受性を育む事は不可能だ。つまり、「フォア・ザ・カンパニー」「フォア・ザ・チーム」を徹底していけば感受性は上がらざるを得ない。この王道をしっかり歩めば良い。 

しかし、やっぱり感受性だけでは飯を食っていけない。

これらを感じて、更に不動でいることが優秀な人材には求められる。これらを感じられないのは前述した様にビジネスマンとしては失格であり、単なる鈍感に過ぎない。剛胆とか不動心とか言うレベルの人材ではない。

 

ビジネスの世界は楽ではない。各現場、各所において大いに悩み苦しんでくれ。それは君たちに素晴らしい感受性があるから、悩み苦しむのだ。決して悪いことではない。しかし、その結果職務放棄をし、現場を逃げ出すような選択をしてはいけない。弱さは自分では気がつかない。病気がちになってみたり、色々な問題が起こったり、「状況が状況だから仕方がないじゃないか」という事がある。しかし、それらを無意識に自分で招いている方は極めて多い。

色々な理由で遅刻が増えている人、色々な理由で欠勤が増えている人、無意識に職場から逃げていないか、苦悩や疲れから逃げていないか考えて欲しい。逃げは癖になる。体質としての軟弱さを自分の内側に作ってしまう。

 

私も決して強くはない。弱いので自分を叱咤し現在の姿を作っている。病気で会社を休むこともほとんど無い。40度までの熱なら普通に会社に来て仕事をしている。別に偉いわけではない。何かを理由にして、無意識に現場から逃げ、弱さが習慣化してしまう自分を恐れているだけなのだ。 

 長所を活かすと同時に、短所を良い方向へ持っていく必要があると思った。